障子張り替えを定期的に行なう理由「室内の湿度調整が潤滑になる」

記事リスト

機能性がある建具

男性と女性

模様替えに最適

障子が発明される前には簾が強い日差しを抑えたり、屏風が部屋の間仕切りに使用されていました。昔の日本家屋は一つの部屋が広く、夏の暑さや冬の寒さに対応できる建具が少なく、住みやすい環境にするために部屋の大きさもコンパクトに、部屋の間仕切りにも襖や障子が活躍することになります。特に障子はさまざまな機能を備えています。障子は間仕切りの役割の他にも採光性が優れています。強い光は和紙で出来た障子紙によって和らげられ、障子を閉めていてもパルプ素材の効果により外気を室内に取り込むことができます。湿度の高い時には室内がジメジメしないよう和紙が程よく湿気を吸い込んでくれるので、カビが生えにくい環境を維持してくれます。乾燥した時期には和室にいると和紙に取り込んだ水分により程よい湿度が保たれていて、風邪をひきにくい環境になっています。そのため障子紙は劣化が激しく、定期的に張替えが必要になります。強い日差しにより和紙は色褪せ、湿気を吸い込むことで張りが無くなっていきます。張替えの際には木枠から和紙を剥がし、木枠に糊付けして張替えます。新しい障子紙には両面テープが同封されているものや、小さな子供がぶつかっても破けにくい障子紙が開発されています。また、和室の雰囲気を変えたいときにはデザインの付いたものもあり、障子紙の張替えは部屋の模様替えにも最適です。自分の趣味に合った素材を選ぶとともに住みやすい室内環境を整えるためにも毎年張替えましょう。